晴耕雨読

私は邪道かもしれないですが、日本経済新聞は裏面から読みます。まず読むのが、「私の履歴書」。毎月様々な人の人となりに触れることが出来て、とても勉強になる。

今月は、細川護熙さん
政局には興味が無いので詳しくは忘れましたが、「権不十年」(同じ者が権力の座に10年以上あるべきではない。という持論で、
熊本県知事を2期8年で辞し、国政へ。今話題の小沢一郎さんと手を組み、知事経験者で総理大臣になった唯一の男。食糧管理法を無くしたのも確かこの人。しかもその後スッパっと引退し、政界から居なくなった。

その後、陶芸家となり、湯河原を「不東庵」にて晴耕雨読の暮らしをしているという。

「何か事に臨む時は、いつも引き際、終わりを考えて行動するべきだ」という考え方を持っていて、それを実践している。

今年4月、宇根豊さんらが立ち上げた「農と自然の研究所」が設立当初から予定されていた10年を迎えるので解散される。
奇しくも、今年10月、名古屋においてアジアで初めて生物多様性条約締結国会議「COP10」が開催され、生物多様性に対する注目が集まる年に解散…なぜ?と思うが日本中に種をまき、「あとは任せるよ。」というメッセージが伝わってくる。

偉大な先輩達には遠く及ばないが、今の自分に何が出来るのか。さあ、そんなことを考えながら、柿の剪定作業をしてこよう。