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NHKラジオ・朝の随想より

第6回「新しい扉を開けよう」(2014年5月放送)

 きっかけは、自然の中で子ども達と過ごした何気ない時間だったのかもしれません。
 昔よく遊んだ秋葉山を、子ども達の笑顔で一杯にしたい。そう考えた私は、「自然の中で子ども達が自由に遊べる場所をつくろう」と秋葉公園のキャンプ場で活動している団体の仲間入りをしました。活動は毎月第2日曜日、ゴミを拾い、鬱蒼としている木々を間伐し、定期的に草刈りをする。皆で汗を流した後は、味噌汁とおむすびを頂く。こんな活動を続けるうちに縁があり、仲間と二人で、中学校の講座制総合学習の講師をすることになりました。5月から11月の毎週水曜日の午後、自然の中で中学生と学ぶ。テーマは「人と里山との共生を考える」少々硬い内容に思えますが、実際の内容はこんな感じでした。まず、集合すると全員で協力しながら楽しめるミニゲームをします。その後、キャンプ場内の整備をしたり、旬の農産物で野外料理を作ったり、杉の大木をどうやったら人の力だけで動かせるかを考えたりもしました。ある時は全員で協力し課題を解決し、またある時は一人になって自然の中の音に耳を傾けたりもしました。秋葉公園内には、かつて石油が産出されていた頃の面影が沢山残っていますので、散策しながら新潟の歴史を勉強したりもしました。
 この中学生との活動を通じて、人と里山との共生について、生徒達の前で話すたびに、「子ども達に楽しい食の記憶を残すお手伝いがしたい」、という思いが少しずつ大きくなっていくのが分かりました。
 その2年後、仲間とともにNPO法人を立ち上げ、現在、里山子育て支援センターと森のようちえんという形になり、私は農業体験などのお手伝いをさせて頂いております。
 もしあの時、興味を持つだけで、何も行動しなかったら…自分の能力を超えるような依頼を「出来ません」と断っていたら…今の自分はいなかったように思います。
 講座制総合学習最後の発表会。10年後の夏にまたここで再会しようと約束し、全員で未来の自分に宛てて手紙を書きました。照れくさいことも、未来の自分に宛てた手紙になら素直な気持ちを綴れると思ったからです。あと5年で10年経ちます。あの時の自分に誇れるように、これからも様々なことにチャレンジし、新しい扉を開けていきたいと思います。

 

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