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NHKラジオ・朝の随想より

第21回「新津の夏祭り」(2014年8月放送)

 皆さんは、日本の夏祭りといえばどんな祭りを思い浮かべますか。京都の祇園祭りや大阪の天神祭りを思い浮かべる人もいると思いますが、私にとっての夏祭りは、新津の夏祭りです。
 私が住む町、新津には古くから続くお祭りがあります。安土桃山時代に新しく新津城が築城された折、それを祝い地域発展を祈り文化的行事として京都祇園風の祭り屋台と祭り囃子を移し、今日に伝えられています。そうした静かで、きらびやかな京都風の祭りが江戸時代末期、特に明治以降、石油の噴出と地域の繁栄と共に、祭り自体が江戸風の元気のよい荒っぽい祭りに変化して現在に至っています。
 私の子どもの頃は、7月に入ると何処からともなく祭囃子を練習する音が聞こえてきて、それだけで胸が躍ったものです。大学進学で東京に引っ越した時も「ふるさとの夏祭り」が懐かしく、「帰りたいな~」と思ったものです。
 今、新潟から東京などへの人口流出が問題となっています。私もかつてはそうだった様に、若者が東京などの大都市を目指すのは悪いことではないと思っています。問題は、新潟へ帰って来てくれるかどうかだと思います。
 とある就職情報誌の調査によると、地元へのUターン就職熱は最近高まっているとのことです。学生がUターン就職したい理由として挙げるのが、
〇地元の風土に愛着がある 〇地元に貢献したい 〇家族と一緒に生活したい。
そんな理由が上位に来るようです。
 新潟に帰り、新潟の風土のなか家族と一緒に暮らし、新潟の祭り・伝統芸能の担い手となる。そしてそれを次の世代に引き継いでいく、これ以上地元に貢献できることは無いように思います。一人でも多くの子ども達に、お祭りの楽しさを味わってもらって、そして参加してもらって、ゆくゆくは新潟に戻ってきて担い手となって貰いたいなぁ、などと考えています。
 今日、明日の2日間は、新津のまちなかを7台の屋台が祭囃子も賑やかに、勇壮に曳き回される“屋台まつり”が開催されます。私も今晩は堀出神社の境内にある神楽殿で里神楽の舞いを奉納します。真夏の夜に凛とした空気が立ち込めていますので、是非とも新津に足を運んでみてください。

 

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