小学生の頃、読書が大好きだった私は、図書館で夢中になって読み漁った本が沢山あります。そのうちのファンタジー部門No1が、佐藤さとるサンの「コロボックル物語」シリーズ。
空想の世界に引き込まれ、現実と空想の境目が分からなくなっていた時もありました。
カエルを見ると、コロボックルが中に入っているのでは?と思ってみたり、意味もなく「ルルルルル」と喋ってみたり、ふきの葉を見ると、下に小人がいるのでは?と思ったりしていました。
そんな夢を頂いていた佐藤さんも、先日お亡くなりになりました。人はいつか亡くなってしまいますが、この物語は不滅です。今も私の家の本棚に並んで、たま~に読まれるのを待っています。
良く、昔の音楽を聴くと、その頃の記憶が戻ってきたようで楽しい気分になれる。といいます。
確かに音楽もそうかもしれません。
だけど本は、昔の記憶が甦るとともに、新しい気づきさえもあります。もう一度本棚の奥に眠っている本を引っ張り出してみませんか。
子どもの頃は気付けなかった…何か、今の自分に必要な言葉が隠されているかもしれません。