まずは、ご報告。昨年12月25日13:52、三番目の子どもを授かりました。無事生まれたことに本当に感謝します。命名 穂乃香(ほのか)。一言では伝えきれませんが漢字一字一字に思いを込めました。
妻の入院、出産、師走…いつもそばに居る妻が居ないことの違和感とともに、こんなにも自分のパフォーマンスは妻が支えていたのかということに気づき、感謝と自分自身への修行の足りなさへの怒り…で一杯でした。おかげで…年賀状も書けないまま年を越え、本日年賀状を投函してまいりました。
昨年は政府の「もう減反は廃止します」発言やTPP交渉、それに伴う農業政策の転換などもあって、いろんな方に農業界って大丈夫なの?と聞かれました。でも農業界は大丈夫です。人は食料なしには生きていけない生きものですから…。それより日本の農業・環境(自分が生きていくベースとなるものです)をどういう方向にもっていきたいのか、農業界だけでなく国民一人一人が考え、行動すべきだと思いました。いつの時代もマスメディアは、自らをを支えてくれるスポンサーや国の方針で流されてしまうものだから、自分自身の価値観をしっかりと持つべきだと。その価値観を持ちつつ、現状に寛容になるのはいいけど、その価値観もなく現状に只々流されてしまうと、取り返しのつかないことになるかと。
具体的には…イロイロあるけど、分かりやすく言うと…例えば「遺伝子組み換え作物」。 種も栽培にも特許がありアメリカの許可なく作れないこの作物が、静かにだけど確実に日本中を席巻しています。どんな人も毎日口にしています。この作物、虫が食べれば死んだり、除草剤をかけても枯れなかったり、その両方だったり…とにかく栽培する農家にとって効率がイイのです(種子や肥料を売る側にとっても)。昨年、ユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録されたのに日本のソウルフードの、味噌、豆腐、納豆だけでなく、醤油まで多くが外国産の原料。効率ばかり求めると、こんな現状に拍車をかけちゃいます。
地域に残る食文化、祭りなどの伝統芸能、多世代で一緒に住む事、地域の人と人との繋がりなど非効率なものの価値を発信し、本当は非効率に見える事にこそ価値があると発信したい。
そんな事をひたすら考え、行動する年にしたいと決意した次第です。とはいえ、「健体康心」が一番ですね。