放射性廃棄物をどうする。

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東日本大震災、忘れない東北!とかのスローガンだけは踊っているが、時の流れとともに確実に風化してきてしまっている。
しかし、福島に起こっている現実は数十年〜数百年単位で考えなければいけないことだし、原子力発電所から出てくる放射性廃棄物に至っては、10万年単位の話だという…。
現在の科学では数百メートルの地中に埋める…。という原始的な方法が最良だと…。原発推進派の科学者は言う「格納容器は1000年程で壊れるが、地表まで影響が出るまで数万年かかる、現状ではベストだ。」バカバカしい。そんな方法なら誰でも考えられる。

今や放射性廃棄物のリスクは世界中に広がっている。ヨーロッパは環境立国的なイメージが強いが、フランスの原子力発電依存率は約76%(2008年)だし、ベルギー、ノルウェー、フィンランド、スイスなどの国も日本より上だ。このまま日本の原子力発電所だけ廃炉にしても中国、韓国と隣接して偏西風がある以上、リスクはゼロになるだけでなく、国内の廃棄物を管理できなくなりリスクは増すようにも思える。完全に無毒化する技術が開発できるまで、埋めるべきではないと思う。
そもそも…人間は人力で掘れる以上の深さの地中のモノ(資源)は使うべきではない。とさえ思う…なのにPCを使っている矛盾。

人は自然の中で生かされている。
そういう謙虚さを忘れたら人も恐竜のように生存競争に破れる道を辿るしかない。