青年会議所に所属していると毎月送られてくる「We Believe」という機関誌に、最近もやもやと考えていたことを、シンプル・かつ明確に説明してあったので、ご紹介します。
その記事は、日本JC会頭とゲストの対談形式で進むのですが、今回のゲストは、農林水産省大臣官房企画官 木村俊昭 氏でした。
氏が言うには、まちづくりは、「部分最適化になっていないか」常に問わなければならないと…例えば商店街の活性化方策で、産官学の委員会を立ち上げて「まちおこしイベント」を企画する…これでは、部分最適化であって、肝心なのは、市民の所得がいかに向上するかが大切だと…。
そこで地域活性化のポイントとして、以下の5点を挙げています。
①1人当たり県民・市民所得の向上(産業連関度・地場産業等の振興)
②地域の人材育成の仕組みづくり(高大連携)
③地域の汗かき人の評価システム化(図書館等にDVD等で活動内容を収蔵)
④女性・若手・退職者の活躍の場づくり(支援システムの構築)
⑤地場に有利な新たな産業づくり
とかく、打ち上げ花火的なイベントに走りがちですが、継続してまちを元気にするには、所得が大切だということですね。参考になります。
その一方で、お金持ちになればいいのか?という疑問もあります。日本には「足るを知る」という素晴らしい言葉があります。現状に感謝、満足して、欲望を質素にすることが、結果として「幸せ」に繋がるということも意識しなければならないのではないでしょうか。
いや~、私も健康な身体に感謝しないといけません。それと同時に、お腹に溜めこんでいるモノ…燃焼しないといけませんね