コロナウィルスが世界に影を落とし、社会がざわつき始め、ウィルスの猛威よりも私たちの心の中にある恐怖がさらなる混乱をおこし、その様子がメディアなどで報道されることでまた恐怖が増幅する中、先日長男の卒業式が開催されました。国や行政、教育委員会からの縮小圧力の中にあっても、保護者代表を招集して下さり、その中で何ができるのか?一緒に考えてましょう!という前向きな姿勢を先生方は見せてくださり、印象に残る卒業式でした。
私はPTA副会長でしたので、来賓不在の中でも控室を準備してくださり、テーブルの上にはキレイなアレンジやお菓子まで…。
ある日突然、学生生活が終わりをつげ、いつもは当たり前に感じている、学校に行くこと、部活があること、友達がそこに居ること、日常が何気なく存在すること、卒業式があること。そんなことが「当たり前」ではなくなりました。外出も控えろと言われ…やり場のない思いが日本中に蔓延しています。この後、日常が戻ってきた時に、このいつもの感じは「有り難い」ことなんだという事を肌で感じるための非日常だったんだと思いたいです。
今日は、薪ストーブに使う薪を取りにとある場所で木の伐採をしていました。春の日差しの中、チェーンソーを使って汗だくで作業しました。休憩時間に座って水を飲んでいると、風が身体を包み、すぐそばで鳥がさえずり、通りすがりの散歩の人が「明るくなりましたね」と声を掛けていきます。
目を閉じていると、あ~自分もこの自然の中の一部で、生かされているんだなと感じることが出来ます。
私たちの皮膚、口やおなかの中にもたくさんの目に見えない微生物が存在しています。これらの微生物(常在菌とよばれることもあります)は有害な微生物が私たちの身体に入ってきたり増えたりするのを防ぎ、私たちの健康を守るのに役立っています。ほんの一部のヒトにとって有害なウィルスなどを恐れるあまり、過剰に私たちの身体を守っている菌を除菌したり殺菌したりすることが私たちの身体に有益だとはどうしても思えません。
〇よく噛んで、旬の野菜を感謝して食べる。(腹八分目)
〇その土地に伝わる発酵食品をおいしく食べる。
〇身体を冷やさない。
〇早寝早起き
〇適度な運動(農作業)
これだけで、ほとんどお金を掛けずに、免疫力は上がると思います。
今回の騒動で、お客様から自分の食べるお米は無くならないか?というご心配もいただきましたが、「毎年、ご購入して頂いているお客様の分は、秋までストックしてあります。仮に特需が起こっても目先の利益を考えて売ったりしませんから、安心してください」とお答えしました。
今こそ心で感じてみませんか?
自分にとって大切なものは何なのか。
目を閉じてくださいね。本当に大切なものは、目に見えませんから。