この地とともに。
新潟市秋葉区でお米や柿、野菜を中心に「暮らしの近くにある農産物」を作っています。食物を作ることは、日常をつなぐこと。関わる全てが地域を支える出来事として、食、祭り、教育や環境など、地域資源や文化を継承し、今ある暮らしを未来に繋げます。
地域とともに働くということ
タカツカ農園は、家族三人で営む小さな経営体です。では、どのようにして多くの商品を作っているのでしょう。実は、タカツカ農園で働く人は、三人の家族だけではありません。
その季節に、どのような農作業があるのか、また、その作業に必要な労働力、適材適所の世代を超えた地域雇用を積極的に行なっています。例えば、干し柿の加工、ジャム作り、草餅や笹だんごなど豊かな食卓に大切な保存食づくりは、おばあちゃんとお母さんがリーダーとなり、地域の女性たちが集まって作り上げています。筍や笹の葉などは、地域の高齢者によって周囲の山から収穫され、農園の加工場に運ばれます。子育ての合間に、家の仕事の合間に、暮らしの空いた時間にと、短時間の作業も多く、女性や高齢者ならではの働き方が、農業では必要とされている事、実はあまり知られていないのかもしれません。タカツカ農園は、地域の様々な労働力に支えられながら、大きな労働の循環も生み出しています。
農作業のワークシェア
例えばタケノコは、山を所有している高齢者のタケノコを集め、それを水煮にし販売しています。柿は地域の主婦の皆さんに生産のサポートをしてもらっています。また笹団子や草もちの笹やヨモギは、地域のおばあちゃんが採って来てくれます。
子供たちへのアプローチ
畑のがっこう事業
企画、運営
子ども達にも是非知ってほしい農業の事。作物を作ることから、収穫、加工調理して口にするところまでのサイクルを、1年を通して体験する機会を作っています。その経験から、自然と命の循環に気づくことが出来るよう、様々な農業体験のサポートをしています。
森のようちえん
農業レクリェーションサポート
秋葉区にある森のようちえんでは、地域スタッフの一員として子供達の農業体験や森林レクリェーションサポートを行っています。
菌ちゃん元気野菜づくり
インストラクター/地域コーディネーター
いのちは、つながっている。言葉ではわかっているつもりでも、現代の生活からは、なかなか「つながり」を感じることは難しいです。土の中にいる微生物(菌ちゃん)の力によって、「土ごと発酵」を体験する過程で、命の繋がりを五感で感じる取り組みです。