ほとんどの農家は、TPPに交渉参加して合意したら、お米にかかっている700%超の関税が撤廃されて稲作農家はつぶれるから大変だ!と思っている。
まあ、確かにそれも大変だけど生き残れる道はある。
しかし、もっと深刻なのは、食料自給率40%の日本では、トウモロコシはほぼ100%、大豆も95%以上がアメリカを中心とした国々からの輸入に頼っている。そのアメリカでは、1996年から遺伝子組み換え作物の商業栽培が始まり、すでにトウモロコシの85%以上、大豆の90%以上が遺伝子組み換えに切り替わっている。
日本に輸入された遺伝子組み換え作物は、食用油、でんぷん、アルコール、シロップ、家畜の飼料など様々な用途に使われ、私たちは直接間接に毎日摂取している。ところが日本の食品表示制度では、表示が義務化されている食品はごくわずか(味噌、ポテトチップス等)であるため、ほとんどの日本人は、遺伝子組み換え食品を食べていないような錯覚に陥っているが、「ほとんどの人が、毎日、知らずに食べている」のが実態だ。
さらにTPPに加入したら…現在のアメリカのルールが適用されると、怒涛のごとく遺伝子組み換え作物が日本に流入する可能性はある…。
JAグループも農家がつぶれる!とか自分達の保身でしょ!と勘違いされる事ばっかり主張してないで、
国民にこんなに不利益な事が起きる!と言えばイイのに…。
何が国益なのか?
金なのか?
じっくりと監視する必要がある。